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赤身が旨み!えりも町で短角牛の魅力を届け続ける(高橋牧場・短角王国 守人[まぶりっと])



牧場の集合写真

えりも岬を望む広大な放牧地で太平洋から吹く潮風と大地の力で短角牛を愛情たっぷり育てる【高橋牧場】。短角牛の育成からファームインやレストラン【短角王国 守人(まぶりっと)】まで行う全国でも珍しい取り組みと短角牛の魅力についてお話を伺いました。

短角牛の美味しさを信じて。
短角牛のみを育てる高橋牧場

先代が襟裳岬でコンブ漁をはじめ、2代目で漁業との兼業で短角牛の飼育をスタートしたのが高橋牧場のはじまり。短角牛は厳しい自然環境でもあまり人の手をかけずに育つことから、えりも町の最盛期には1000頭を超える短角牛が飼育されていましたが、牛肉の輸入自由化と霜降り肉の需要におされ、短角牛を飼育する農家が減少。現在、えりも町で短角牛のみを飼育する農家は【高橋牧場】のみとなりました。

牛の放牧の写真
農薬などは散布せずに育てた牧草をたくさん食べて育つ短角牛

【高橋牧場】の短角牛は、5月から12月上旬は太平洋を望む広々とした放牧地で過ごし、真冬になると放牧場へ移動。牛舎で過ごすのは、お肉としての仕上げを行う出荷前の数か月だけ。その一生のほとんどをえりもの広大な土地で気持ちよさそうに過ごしています。

わずか1%に満たない希少種の肉用牛

そもそも短角牛は「日本短角種」という和牛の一種で、見た目は茶色でなかなか迫力がある大きさ。短角牛のルーツを辿ると、藩政時代に遡り、東北の南部で飼われていた南部牛と明治以降日本に入ってきたショートホーン種などをかけ合わせてできたんだとか。びっくりすることに、短角牛は現在、国内で飼育されている肉用牛のわずか1%に満たない希少種です! 高橋牧場では、そんな“超”貴重な短角牛を育てています。

牧草地でくつろぐ短角牛の写真

えりも岬は風速10メートル以上の風が吹く日が年間290日以上もある風が強い町。でも、これは短角牛の美味しさに繋がります。海から吹くミネラルを多く含んだ潮風によって、栄養たっぷりの牧草が育ち、そのミネラル豊富な牧草をお腹いっぱいに食べて育ちます。また、出荷前の数カ月は牧場で刈り取った牧草で作ったサイレージや乾草と非遺伝子組み換えで収穫後に農薬散布されていない厳選した餌料を与え、美味しい肉に仕上げます。

赤身の旨味が自慢の短角牛

味のある赤身とすっきりとした甘みの脂身がほどよいバランスが短角牛ならではの旨み。脂身もさらっとしているので胃もたれしません。まずはシンプルに焼肉やステーキで肉本来の旨味がたのしんで、短角牛の特徴を味わっていただくのがオススメです◎

ステーキと店内の写真
地元の人からも美味しいと評判で、ゆったりとした雰囲気の店内

また、直営のレストラン【短角王国 守人(まぶりっと)】では短角牛のランチも楽しめます。3種類の部位が楽しめる『短角よくばり牛丼』や部位が選べる『ステーキセット』、短角牛のテールからじっくり出汁をとった『スープカレー』など、短角牛が満喫できます。

牛丼の写真
甘辛ダレの玉ねぎと、タン、サガリ、カルビの3種がのった贅沢な『短角よくばり牛丼』

そして、お肉の直売所も併設しており、肉の各部位や缶詰など、お肉を購入することも可能です。個人的なオススメは『スモークレバー』!癖はないけど濃厚なレバーの味わいにうっとり。お酒のアテにふさわしい逸品です。

1日を通して高橋牧場を知る“ファームイン”

「食べるだけじゃもの足りない!」「せっかくならもっと1日を通して短角牛やえりも町を知ってみたい」という人にはぜひファームインを体験していただきたいところ。牧場の中に建つ一軒家に1日一組限定で宿泊ができます。

建物の外観と内部の写真

冬の寒さが厳しい時期も食事や宿泊が可能ですが、春からの暖かい時期がオススメです。また、バーベキュー小屋で短角牛のBBQを楽しんだり、放牧地を案内してもらったり、都会とはまた違う贅沢な時間が過ごせます。

周りにいるのは短角牛と牧草地に出てくる野生の生き物だけ。夜は満天の星空も。【高橋牧場】では、短角牛から広がる様々な楽しみ方を提案してくれます。

ふるさと納税のセットの写真

ふるさと納税では短角牛の「レバーとホルモン2種のセット」や「カルビセット」「しゃぶしゃぶセット」などをご用意。現地に行くのが難しいかた、短角牛を食べてみたいかたはぜひふるさと納税をご活用ください。

会社概要

案内看板の写真

高橋牧場
短角王国 守人(まぶりっと)


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