昆布から生まれたアイドル !? クルーズツアー !?「藤田昆布加工場」のユーモア溢れる昆布愛
日高昆布の産地であるえりもには、たくさんの昆布漁師や昆布加工場があります。
その中でも特にキャッチーな取り組みをしている【藤田昆布加工場】をご紹介します。
昆布漁のボートでえりも岬を巡る、昆布ボートクルーズ
【藤田昆布加工場】の藤田さんは、8月が全盛期の昆布漁シーズンになるとお客さんを昆布漁船に乗せてゼニガタアザラシと襟裳岬を望む「コンブボート・クルーズ」を開催。昆布を販売するだけでなく元昆布漁師として観光にも携わっています。
えりもならではの岩礁がある海の風景や、えりもにたくさん生息していると言われているアザラシが、昆布漁専用の漁船から見られるのは、まさにここでしかできない貴重な体験。えりもに来たらぜひ楽しんでいただきたい…!
昆布美女現る!?「青春☆こんぶ」で一躍有名に
そして、ようやく昆布のことを書いていきたいところですが、ちょっと待ってください。もうひとつだけいいですか。【藤田昆布加工場】で検索してHPを見てみると、ご当地美少女キャラクター「青春☆こんぶ」が目に飛び込んできます。一瞬、昆布を検索したのになぜか萌えキャラのページに辿りついてしまったと驚きますが、大丈夫。実はこちら、約10年前に仕掛けられた漫画家華々つぼみさんとのコラボレーションのプロジェクト。ネットではなかなかの知名度で昆布界に旋風を巻き起こしました。
そして、なんといってもおいしい昆布!旨味たっぷり一等級
昆布といえば出汁。出汁をとるなら1等級のおいしい昆布。そのおいしい昆布といえばやっぱり“日高昆布”ですよね!【藤田昆布加工場】は、4代続くえりもに馴染みのある昆布業者です。
代々昆布漁師を受け継いでいるので、おいしい昆布の厚みや色やツヤなど、昆布の知識が豊富。その目利きから商品化される一等昆布は自慢の逸品。太陽の恵みを活かした天然干しで仕上げているのがおいしさの秘訣。梱包もしっかりとしていて贈答品にも喜ばれること間違いなし。
おいしい昆布をおいしくいただくにはどうすればいいか。出汁の取り方も少し触れておきましょう。深いうまみを感じる昆布出汁の取り方には、ちょっとしたコツがあります。
おいしい出汁を取るコツは、“60度”にあり!
まずは、水で湿らせたキッチンペーパーで軽く日高昆布の表面を拭き取ります。そして、水1リットルに対して日高昆布は約15グラムが基本。昆布は30分以上浸け置きします。そのあと弱火から中火でゆっくりと煮だしていきます。昆布から小さな気泡がフツフツとでてくる60度で火を止めるのがポイント!
火を止めたら昆布を鍋から取り出します。そうすると、綺麗な黄金色の出汁がとれますよ。出汁をとるのはもちろん、食べてもおいしいのがえりもの日高昆布です。湯豆腐、おでん、佃煮。いろんな食べ方で日高昆布の豊かな風味をお楽しみください。
会社概要
藤田昆布加工場
住所 : 北海道幌泉郡えりも町字えりも岬214
電話 : 01466-3-1722