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地元で愛される老舗和洋菓子店えりもの情景が浮かぶほっこりお菓子を召し上がれ(植木商店/和洋菓子の店うえき)



親子三代に渡り受け継がれてきた店と味

昭和23年創業、60年以上地域に愛されてきた日高管内でも有数の老舗。親子三代に渡り受け継がれてきた伝統の味は、日々試行錯誤を繰り返し常に進化を続けています。18年前から二代目と三代目が一緒に菓子製造を行うようになり、親子二人三脚でうえきの味を守ってきました。二代目の植木かずよしさんは「伝統の味を守りつつ、常に進化を忘れずおいしさを追求してきました」と語ります。

店内の写真

「一代目の頃は和菓子の専門店でした。自分はせっかくお店を継ぐなら新しいこともしなくてはと、札幌や東京に修行にでて洋菓子やパンの製造を学びました。うえきに戻ってからは自分の学んできた技術を生かし和洋どちらも楽しめる菓子店としてチャレンジを続けています。最近ではえりもにちなんだえりも町の風景をあしらったお菓子を制作し、観光客のみなさんにもお土産として喜んで頂けるように工夫をしています」。

店主とお菓子の写真
和洋菓子司 うえきで洋菓子をスタートした二代目の植木かずよしさん
サクサク食感のメレンゲも人気

親しみやすい店内には常時約20種類ほどの和洋菓子や駄菓子、パンを販売。店内のショーケースにはケーキや生菓子が並び、どれも手頃なお値段で2個、3個とついつい欲張ってしまいそう...!

お菓子が並んだショーケースの写真

奥の工房で焼き上がるパンやカレードーナツやクリームドーナツなどのよい匂いが食欲をそそります。地元の子どもたちが寄り道しそうな懐かしい雰囲気のお菓子屋さん。かずよしさんの朗らかな人柄が感じられるほっこりとした雰囲気のお菓子が並びます。

カレードーナツの写真

羊羹や岩礁。ここにしかないえりもならではの逸品

全国菓子大博覧会名誉金賞と技術優秀賞を受賞した経歴のある「本煉羊羹」は、4時間かけて練り上げることによって驚くほどやわらかく、なめらかな口溶けに。えりもの特産品「えりも小豆」を使用し、しっかりとした甘さと小豆の風味を感じられます。日高昆布の粉末を使用した昆布羊羹も、昆布の風味と小豆の甘みが絶妙にマッチ!

本煉羊羹の写真
岩礁の写真
店主が撮影した襟裳岬の写真が特徴的なパッケージのおかし「岩礁」

襟裳岬銘菓「岩礁」はえりも岬のゴツゴツとした岩礁をイメージしたクッキーです。砕いたココナッツを卵白でコーティングしたザクザクとした食感がクセになります。コーヒーや紅茶のお供にぴったりで、大人から子どもまでついつい手が伸びます。岩礁の上でくつろぐアザラシの情景が思い浮かぶ、えりもならではのオリジナルのお菓子です。

詰め合わせの写真
オリジナル商品の詰め合わせは、お土産にぴったり

密かに人気を集める、こだわりのベコ餅

また、お土産には「べこ餅」も人気。べこ餅とは北海道や東北地方の一部地域で端午の節句に食べられてきた郷土菓子です。「自分の納得する味になるまで、何度も試行錯誤を繰り返した思い入れのある一品です。べこ餅は昔から一般家庭で家のおばあちゃんが作るのが普通でしたが、最近では作るお家はほとんどないのではないでしょうか。だからこそ昔ながらの一般家庭で作るような素朴な味を目指しました」と店主のかずよしさん。

べこ餅の写真

黒糖を練り込んだ上新粉のおもちは歯応えがあり、素朴な味わい。うえきでは通年でべこ餅を冷凍で販売しており、解凍し軽く表面をトースターなどで焼いて食べると香ばしさがプラスされてより一層おいしく頂けます。

豊似湖やえりも岬などえりも町の風景を連想させるえりもならではの植木商店さん、ふるさと納税や、旅の手土産にぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

店舗概要

店舗の外観写真

和洋菓子司 うえき

  • 住所 : 北海道幌泉郡えりも町本町309-4

  • 電話 : 01466-2-2240

  • 営業時間 : 8時30分から18時30分

  • 休業日 : 日曜定休


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