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新しい技術を駆使しての商品開発最高の状態の海の幸をお客様の食卓に!(えりも食品株式会社)



昭和27年に鮭や昆布の加工会社【えりも商事】として誕生し、昭和46年には【えりも食品】として生まれ変わり通信販売に力を入れてきました。新鮮な海の幸を獲れたての味でお届けしたい! そんな産地ならではの思いを胸に商品開発に取り組むえりも食品株式会社は冷凍の海鮮なのに味も食感も落ちません!

鮭を加工している写真

社員はえりも町出身者が多いので、えりも町の“獲れたての味”で育っています。だからこそ“新鮮な魚介を最高の状態で届けたい”と生鮮食品のおいしさにこだわり、長年培われた伝統的な技術と新たな技術を取り入れ挑戦を続けています。

新技術の発見と研究の日々

加工場の外観と内部の写真
新鮮な食材を買い付け、海の近くの工場で鮮度がいいうちに加工へ
【えりも食品】では加工工場を3箇所、さらに商品開発のための研究室まである

その挑戦のひとつとして導入をはじめたのが“リキッドフリーザー”。

えりも食品株式会社の工場を訪れると、まず目に入ったのが何かを加工する機械。先代の社長が水産技術系の大学で学んでいたこともあり、新しい技術や機材に対しての興味関心が高く、良い技術を見つけるといち早く導入に取り組んできました。その姿勢を受け継ぎ、できる限り新しい技術の導入や研究を続けています。

えりも食品を変えた、革命的な技術「リキッドフリーザー」

リキッドフリーザーの写真
冷凍する食材によって冷凍の温度や時間を変えている

流通が発達し、産地から生きたまま食材を届けることが出来る時代になりましたが、配送中のストレスなどにより食材の状態が変化してしまったり、鮮度が落ちてしまうことは往々にして起こりうること。【えりも食品】はそれではいけない!と、獲れたてのおいしさを逃さずに余すことなく感じてもらえるように努力を続けています。

大根を加工している写真
えりも食品のおいしさを支える熟練の技

例えば、お刺身やいくらは冷凍に時間がかかるため、細胞を多く破壊し、繊維の中に氷の結晶ができてしまい解凍時にドリップとなって旨味が流れ出し、パサパサになってしまいがちですが、【えりも食品】では液体に食材を浸し、約20分で完全凍結をさせるリキッドフリーザー(超急速凍結機)を導入。リキッドフリーザーにすることで、そのため食材の水分が膨張して細胞を壊すことはなく、原型のまま完全凍結させることができます。これなら解凍してもドリップが流れ出ることはないので、凍結前のフレッシュな状態が復元されるのです。

「リキッドフリーザーの技術により、えりも食品は、素材に合わせた細かな温度・時間調整に取り組み、活卵の味を閉じ込めた『おうちで作るいくら醤油漬け』などの凍結法も開発。いくらやお刺身は本来の旨味を逃さず、食感を残したまま味わうことができ、冷凍とは思えない品質にまで成長しました。この技術があれば、自信を持って全国のお客様にえりも近海の食材はおいしいんだ!と胸をはって言える。そんな確信をみんなが持つことができました。」と開発に携わった上野専務は語ります。

生の鮮度をお家でも!
『いくら醤油漬け』と『おさしみ生鮭』

えりも食品の『いくら醤油漬け』は魚卵の粒が大きく皮が厚くならないベストな時期を見極めて、その時期のいくらだけを使用しています。魚卵をほぐし丁寧に塩水で洗い、特製の調味料につけ込みます。魚卵の質や気候などに応じてつけ込む時間を調整したり、ムラができないように15分ごとに攪拌するのも美味しいいくらを作るためのこだわりです。また、品質を保つため漬け込み後はタレをしっかりきっているので「醤油タレ」が付属で付いており、『イクラ丼』を食べる時にはこの別添えの醤油ダレかけて食べてみてください。

弾けるつぶつぶの食感がたまらないいくら
脂がのったオスの秋鮭、とろりと口の中でとろける食感

『おさしみ生鮭』も港から届いたばかりの新鮮な銀毛の雄を使用。刺身に適した部位を冊取りしてからリキッドフリーザーで急速冷凍しています。今回のふるさと納税では、この『いくら醤油漬け』と『おさしみ生鮭』をセットで堪能できます。お刺身は半生の状態で食べるのが通な食べ方なんだとか。あとは、いくらとお刺身をのせて『鮭の親子丼』にするのもオススメです。

『えりも巻き』と『しぐれ昆布』の“昆布”2大看板商品

えりも巻きの写真
えりも巻きは全部で4種類。定番の鮭、鰊、ホタテ、シシャモを巻いた物も!

日高昆布の名産地であるえりもでは、夏には昆布と、秋に獲れる鮭を使用し昆布巻きを作り、冬ごもりの期間の保存食として重宝してきました。美しい形が、型くずれしないように寒天を使って巻き上げており、幾重にも巻かれた昆布のやわらかな食感と鮭の旨味が凝縮されています。えりも食品に務めるパートさんのほとんどは、えりも町に住む漁師さんの奥さんたち。昆布漁師が多いえりも町だからこそ、昆布の品質や状態についてはかなりの目利き。厳しい目で素材の品質や状態をチェックしながら、1本1本手作業で巻き上げています。

人気の【しぐれ昆布】は、おにぎりの具材やおつまみに◎

オンラインサイトでの年間販売数No.1を誇る『しぐれ昆布』は昭和60年に発売以来の人気商品です。細切りした日高昆布と樺太ししゃもの卵を炊き合わせた、あつあつご飯のおともに最適。ごはんに合う甘辛い味わいの中に魚卵ならではのコクとプチプチとした食感がアクセントになっていて一度食べたらやみつきに。

手軽に濃厚な昆布出汁が楽しめる『あっという間にまるごと出汁ます』

出汁をとるだけでなく、煮物にも◎昆布とは思えない新食感!

えりも食品の新たな技術を詰め込んだ『あっという間にまるごと出汁ます』は、令和元年度北海道新技術・新製品開発賞の「食品部門優秀賞」を受賞した、画期的な昆布商品! 昆布に切れ目が入ることで、商品名の通りあっという間に出汁が出ます。切れ目を入れるというシンプルなアイディアですが、日常的に日高昆布に触れ、昆布についての深い知識があったからこそ思いついた斬新なアイディア。

鮭や昆布を加工・検品している写真

開発に取り組んだ上野専務は「日高昆布の需要が高まる一方で、昆布出汁は手間がかかる、扱いが難しいなどの声も多くありました。そんな中でどんな人にも簡単に美味しい日高昆布の出汁を気軽に使ってみて欲しい。そんな気持ちから『あっという間にまるごと出汁ます』を開発しました。昆布は身体全体で吸収した光・二酸化炭素・海中の栄養素などを表層の内側にある「髄層」という部分に溜め込みますが、その髄層に届く深さの切れ目を多く入れることで通常の3分の1の時間で、旨味約2倍の出汁を抽出します。さらに、北海道の研究機関に持ち込み調査をしてもらった結果、通常の昆布では抽出しにくい旨味成分も出やすくなりました。また、出汁をとるだけではなくそのまま食べても美味! 繊維に切れ目が入っているので通常の昆布よりも噛み切りやすくパリパリとしており癖になる食感。噛めば噛むほど日高昆布の旨味が感じられます。

社員の集合写真

えりも食品の技術開発の根幹には、“えりもに根付いた会社だからこそ、えりも近海の食材の特徴やおいしさを一番多く知っている”そんな地元企業としてのプライドを感じます。長年の伝統的な技術と斬新なアイディアを形にするえりも食品のこれからの新商品からも目が離せません!

会社概要

直売店の外観写真

えりも食品株式会社

  • 住所 : 〒058-0205 北海道幌泉郡えりも町字大和127-7

  • 電話 : 01466-2-2305


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